秋の夕べに出会う漱石
2016.08.259月14日(水)18:30~よみうり大手町ホールにて開催!
秋の特別展「漱石―絵はがきの小宇宙」展に関連し、一夜限りのスペシャルイベントを開催いたします!
秋の夕べに出会う漱石
講師 堀江敏幸氏、中島国彦氏、祖父江慎氏 (登壇順)
日時 2016年9月14日(水) 18:30-20:30(18:00開場)
会場 よみうり大手町ホール
(東京メトロ「大手町駅」C3出口直結)
定員 500名(全席自由)
入場料 3000円(会員・学生2000円 )
チケット購入 ローソンチケット Lコード 31950
発売期間 2016年8月14日~9月11日
*ローソンチケットのみの販売です。
会員・学生の方は文学館へ直接お電話ください。
お問い合せ 日本近代文学館「秋の夕べ」係 03-3468-4181
主催 公益財団法人日本近代文学館 読売新聞東京本社
第1部 クロストーク
「初公開 漱石宛て絵はがきを/絵はがきで語る」 堀江敏幸 × 中島国彦
岩波書店に長く保管されていた、夏目漱石に宛てて知人や読者から送られた絵はがき312通。
そのなかから選りすぐりの絵はがきの画像を直接見ながらの、作家と研究者の対話。
堀江敏幸/作家、フランス文学者
1964年岐阜県生まれ。早稲田大学文化構想学部教授。2001年「熊の敷石」で芥川賞、06年『河岸忘日抄』で読売文学賞など受賞多数。主著に『郊外へ』『おぱらばん』『雪沼とその周辺』など。翻訳も多くある。最新作『その姿の消し方』では「詩」が書かれた「絵はがき」から物語がはじまる。
中島国彦/日本近代文学研究者
1946年東京生まれ。早稲田大学名誉教授、公益財団法人日本近代文学館専務理事。早稲田大学大学院博士課程修了、博士(文学)。著書『近代文学にみる感受性』(筑摩書房)、『夏目漱石の手紙』(共著、大修館書店)など。「漱石―絵はがきの小宇宙」展編集委員を務める。
第2部 トーク
「漱石に出会う」 祖父江慎
各時代・各出版社の夏目漱石『坊っちゃん』文字組みの変遷を研究するため、事務所の本棚には新旧500冊以上の『坊っちゃん』本が並んでいるという。漱石作品の醍醐味、ブックデザイナーの視点からの読み解き方、現在進行中の『吾輩は猫である』の装幀裏話など、大いに語る。
祖父江慎/ブックデザイナー コズフィッシュ代表
1959年愛知県生まれ。90年コズフィッシュ設立。人文書、小説、漫画などの書籍の装丁やデザインを幅広く手がける。講談社出版文化賞・ブックデザイン部門(97年)、造本装幀コンクール文部科学大臣賞(2004年)などを受賞。岩波書店が『心』を刊行してから100年となった14年、新しい『心』のブックデザインを手がけ、大きな話題となる。16年1月から3月には日比谷図書文化館で、特別展「祖父江慎+コズフィッシュ:ブックデザイ」が開催された。