第88回 佐伯裕子/小谷野敦/司会・小池昌代

第88回 声のライブラリー

 

朗読 小谷野敦氏、佐伯裕子氏
司会 小池昌代氏
日時

2017年2月11日(土) 2:00~4:00

会場 日本近代文学館 ホール
定員 80名
受講券

2100円(会員1900円、学生1600円 )

佐伯裕子 (歌人)

朗読作品 第一歌集 『春の旋律』 (ながらみ書房 1985年)

1947年東京生まれ。学習院大学文学部国文科卒業。76年短歌誌「未来」に入会、近藤芳美に師事。戦争を巡る家族の記憶を源に、戦後の日常に生きる意味を問うた鮮烈な作品で戦後短歌史に深い影響を与える。90年未来エッセイ賞、92年『未完の手紙』で河野愛子賞、2014年『流れ』で日本歌人クラブ賞受賞。「未来」選者。歌集に『あした、また』『寂しい門』『佐伯裕子歌集』『ノスタルジア』『みずうみ』、エッセイに『影たちの棲む国』『斉藤史の歌』『家族の時間』『生のうた死のうた』などがある。 

小谷野敦 (作家・比較文学者)

朗読作品 『童貞放浪記』 (幻冬舎 2008)

1962年茨城県生まれ。東京大学大学院比較文学比較文化専攻博士課程修了。学術博士。 2002年『聖母のいない国』でサントリー学芸賞受賞。06年「悲望」で作家デビュー。『母子寮前』『ヌエのいた家』が芥川賞候補となる。文芸批評、小説、歴史、男女論など幅広い分野で執筆活動をおこなう。著書に『谷崎潤一郎伝―堂々たる人生』『日本恋愛思想史―記紀万葉から現代まで』『川端康成伝―双面の人』『江藤淳と大江健三郎 戦後日本の政治と文学』『弁慶役者 七代目幸四郎』など、共編著に『川端康成詳細年譜』などがある。

 司会 小池昌代 (詩人・作家)

1959年東京都生まれ。津田塾大学卒業。詩集に『もっとも官能的な部屋』(高見順賞)、『コルカタ』(萩原朔太郎賞)、小説に『感光生活』『タタド』(表題作で川端康成文学賞)、『自虐蒲団』『厩橋』『たまもの』(泉鏡花賞)、編著に『通勤電車でよむ詩集』『おめでとう』『恋愛詩集』、エッセイに『詩についての小さなスケッチ』などがある。池澤夏樹個人編集・日本文学全集02巻において「百人一首」の現代詩訳と解説を担当した。